建物の沈下対策工法

●セミパイル工法
 特殊な攪拌翼で掘削しながら固化材を注入しパイル状に固化する工法です。
 狭い場所でも搬入・施工が 可能なこの工法は、住宅密集地などの都市型地盤改良工法として注目されています。
 また、機動性抜群のコンパクト機械システムは、低振動・低騒音なので周辺への迷惑が少ないため、
 地盤強化だけでなく広範囲な工事に採用されています。

semi1 セミパイル工法 基本システムsemi2
特徴
・土質を選ばず、従来の地盤改良工法にない
 高品質、高強度を実現します。
・狭い場所でも搬入、施工が可能です。

・安全作業の上、大幅に工期が短縮できます。
・改良土は無公害の上、低コストです。
・低振動・低騒音なので、近所迷惑になりません。
基礎地盤の改良例semi3 施工方法semi4

 

●スリーエスG工法
 従来のセメント系固化材スラリーを用いた機械攪拌式深層混合処理工法の施工法を基本としてセメントミルクの吐出口を
 攪拌翼の上下に取り付け、掘削及び引上時に吐出させる特殊掘削攪拌翼を利用し、掘削時には下吐出口から、引上時は
 上吐出口からスラリーを噴射させることで攪拌効率を最大限に高め、強度にバラツキの少ない高品質の改良体造成を可能に
 したものです。

sssg1
特徴
・目的に応じて杭形式(杭配置、接円配置、ラップ配置)、ブロック形式、壁形式などの様々な改良形式の
 選定が可能です。
・専用特殊攪拌翼の利用により攪拌効率が高く、品質の安定したコラムが築造可能であるため、砂質土、
 粘性土、ローム地盤のすべてに適用できます。
・施工管理項目は管理計により自動記録されるので施工管理が容易で確実です。
・小型・中型施工機が選択できると共にプラント設備も小型タイプが選択できるため、狭小地や搬入路、
 敷地条件に合わせた対応が可能です。
・原位置土と固化材スラリーを攪拌混合する工法のため、発生する残土が少なく処分も容易です。
・低騒音・低振動工法のため周辺への影響は最小限に抑えられます。
スリーエスG工法 施工手順sssg2
スリーエスG工法 施工管理sssg3

●小口径鋼管杭工法
 先端に掘進刃を取り付けた一般構造用炭素鋼鋼管杭を地盤中に回転圧入し、支持層まで到達させる基礎工法です。
 これにより小規模建築物の長期的な安定を実現します。

鋼管杭工法 基本システム
特徴
・回転圧入埋設工法なので、低騒音・低振動です。
・小型機械を使用するため、狭小地での施工が可能です。
・施工方法が単純なので、短期間で工事が行えます。

 

●表層改良工法
 軟弱地盤を一定の深さ鋤取りし、セメント系固化材を散布して、混合攪拌・整正・転圧を行う地盤改良です。

hyousou1 表層改良施工状況hyousou2

特徴
・表面から1m程度が不良な場合に適している工法です。
・短時間の施工が可能です。
・改良土は無公害です。

hyousou3

 


沈下修正・沈下コントロール(防止)工法

不同沈下した、もしくは進行中の建築物の沈下を修正する方法です。

●ジャッキアップ工法
  沈下建築物の基礎の直下もしくは近くに、鋼管またはH鋼を支持層まで圧入させ、その反力により沈下修復を行う工法です。

施工状況

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●エスワンコム工法
  沈下建築物の地盤に特殊な高耐久瞬結材料を注入することにより、沈下の進行を停止させ、修正を図る工法です。

施工状況

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